ロシアン佐藤の推しさつまいもを育てる推し農家とおいも掘り
投稿日: 投稿者:OTEMOTOSTAFF
2024年10月1日早朝、ロシアン佐藤・会長・スタッフがエッジニアに集合しました。会長が運転するあごうちゃん号(社用車のエブリイです)に乗り込み、茨城県ひたちなか市へ出発です。
今日OTEMOTOは、とある農家さんを訪問して一緒にさつまいも掘りをします。
足かけ2年、ヤマブキファームさんにやっと会えた!
訪問先は茨城県ひたちなか市の『ヤマブキファーム』さん。さつまいもの生産と干し芋の加工をされている、女性2人組の農家さんです。
「はじめまして〜!!やっと会えましたね〜!!」
ヤマブキファームさんとロシアン佐藤は以前からSNSで交流がありました。ヤマブキファームさんから「ロシアン佐藤さんと一緒に取り組みしたいです」とご連絡いただいてから足かけ2年、やっと直接お会いすることができました。(感動の初対面のロケーションはミニストップの駐車場でした。笑)
丁寧に育てた美味しいおいもが大量廃棄に。なぜ?
ロシアン佐藤はヤマブキファームさんの干し芋が大好きで、毎年購入しています。「干し芋が美味しいなら生のおいもも美味しいに違いない」と、昨年初めてさつまいもを注文し、焼き芋にして食べてみたところ、あまりの美味しさにびっくり。「5kg箱が一瞬で空っぽになった」ほどでした。(今年は迷うことなく10kg箱を予約注文したらしいです。笑)
ところがこのおいも、昨年2トン近くが廃棄になってしまったらしいんです。
丁寧に育てた美味しいおいもが、なぜ大量廃棄に?
ヤマブキファームさんにお話をお聞きしたところ、さつまいもは保管がすごく難しいお野菜で、寒すぎると腐ってしまい、廃棄するほかなくなってしまうそうです。大規模な農家さんは専用の保管設備でこの問題に対策をすることができるそうですが、設備には何千万円ものお金がかかります。
小規模な農家さんにとっておいもの保管は大きな課題で、昨年ヤマブキファームさんは60トン生産したおいものうち2トンを廃棄することになってしまったそうです。
「おいもを腐らせてしまって、捨てるのが悲しかった」
この話を聞いて、自分たちにできることをやろうと考えたOTEMOTO。ヤマブキファームさんのこと、ヤマブキファームさんが丁寧に育てた美味しいおいものことを、食べ手に伝えよう。一人でも多くの方に、美味しいおいもを届けよう。そう考えました。
美味しいおいもを食べ手に届けたくて、おいも掘りに来ちゃいました
という訳で、ヤマブキファームさんのおいも畑においも掘りに来ちゃいました。(ちなみにこの日、あごうちゃんは『OTEMOTOの?』のオープン準備でお店に缶詰になっていて、一緒に来れませんでした。)
おいも掘りはツル狩りから開始。トラクターに乗って、さつまいものツルを狩ります。
農家さんにとっても難しい作業とのことで、深く刈ってしまうとおいもに傷がついてしまい、浅いとツルが切れていなくてこの後の作業に支障が出てしまいます。この畑は傾斜があり、尚さら難しいとのこと。
そんな高難易度の作業にいきなり挑むロシアン佐藤。生まれ育った家が農家だったこともあり、もともと土作業の感覚はもっています。
トラクターでツルを刈ったあとは、残っているツルをカマで刈り取っていきます。この日は柄の長いカマを使わせてもらいましたが、ヤマブキファームさんがさつまいもづくりを始めた当初は短いカマしかなく、とっても腰が痛かったそうです。
今でこそ14〜15枚の畑を管理されているヤマブキファームさんですが、畑探しが最初の壁だったそうです。1枚目の畑がなかなか見つからず、なんとか見つけた畑はしばらく放置されていて草ボーボー。
頑張って毎年草を抜き続けたところ、少しずつ草が生えなくなってきたそうです。
ヤマブキファームさんが畑をきれいに管理している様子に周囲の方々が気づき始め、「うちにも畑があるけどお願いできない?」といった声をもらうようになり、畑が増えていったそうです。
「ポテカルゴ」に乗っておいもを選別、コンテナ詰め
続いて、「ポテカルゴ」に乗っておいもを選別しながらコンテナに詰めていきます。
ポテカルゴ:さつまいもの堀り上げ・選別・コンテナ収納の作業を座ったままできる画期的な農業機械。高価。
「今年ついにポテカルゴを手に入れることができたんです!」
ヤマブキファームさんのSNSで「ポテカルゴ」については目にしていました。すごく便利な機械だけに高価で、中古品が市場に現れたとしてもすぐに買い手がついてしまうんだとか。
「まだ使いこなせなくて、おいもを傷つけてしまうことがあるんです。でも、収穫作業がすごくラクになりました。」
それまではトラクターでさつまいもを掘り上げて手で拾い、コンテナに詰めて、畑中に散らばったコンテナを軽トラックで回収し、という作業をしていたそうです。
「とにかく体力勝負。今日はロシアンさんが手伝ってくれたので、とってもはかどりました!」と言ってくれたヤマブキファームさん。華奢なお二人なので、こういった作業を毎年二人きりでやっていると思うと、とにかく驚きです。
畑によって土が全然違うそうで、「干し芋専用」「焼き芋専用」と作り分けしているそうです。
また畑は作り続けると悪くなってしまうので、休ませることが大切。収穫が終わった畑には麦をすき込んで、冬の間に元気を取り戻してもらうんだそうです。
今年こそはうまくいってほしい!おいもの保管
さつまいも掘りの一連の作業を体験させてもらいました。普段のヤマブキファームさんの収穫日は、朝から晩まで黙々と収穫作業を続けるそうです。
収穫後は、さつまいもの甘さを引き出すために1〜2か月間保管して糖化させます。
冬場に立ちはだかるのが「保管の壁」です。
今年は、冬場の寒さからおいもを守るために、知り合いの大工さんにオリジナルの保管庫を作ってもらったそうです。実家が干し芋農家をやっている大工さんが一生懸命考えて作ってくれたそうで、今年この保管庫でうまくおいもを保管することができれば、保管庫を拡張する計画とのことでした。
ロシアン佐藤激推しのさつまいもを、皆さんのお手元へ
ヤマブキファームさんでは、9月下旬から11月中旬までさつまいもの収穫が続きます。1〜2か月間の糖化期間を経て、ヤマブキファームさんが「よし!美味しい!」と判断したものから皆さんのもとへ発送されます。
ロシアン佐藤が5kgペロリと食べてしまうほど甘くて美味しいさつまいも。気になる方は是非ご注文ください。ロシアン佐藤が掘ったおいもも、もしかしたら混ざっているかもしれませんよ〜!?
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