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ヤマブキファーム × OTEMOTO「OTEMOIMO(おてもいも)」成長日記 〈8月 管理作業編〉

OTEMOIMO(おてもいも)ぐんぐん成長中!

5月に植え付けをした「OTEMOIMO(おてもいも)」。ヤマブキファームさんの『OIMOTOプロジェクト』専用区画で、葉を大きく広げ、順調に成長しています。

この間、ヤマブキファームさんのもとでは、草とのたたかいやイモムシ退治など、美味しいお芋をつくるために、地道な管理作業が続いていました。

5月の植え付け記録はこちら:ヤマブキファーム × OTEMOTO「OTEMOIMO(おてもいも)」成長日記 〈5月 植え付け編〉

 

8月14日、畑から生中継!

お盆期間にヤマブキファームさんとInstagramライブをつなぎ、OTEMOIMOの成長の様子を生配信しました。

今回はその内容をダイジェストでお届けします。

 

草とのたたかい

🍠OTEMOIMO畑の調子はどうですか?

葉っぱが大きくなって、元気に育っています!とってもいい感じですよ。

植え付けから50日くらいのOTEMOIMO畑
植え付けから50日くらいのOTEMOIMO畑


🍠植え付けから約3ヶ月、この間はどんな作業が行われていましたか?

5月24日の植え付け以降、月1くらいのペースで畑の様子を見に行っていました。
株元に草が生えていたら1本1本抜き、畝と畝の間や畑の周りにも草が生えるので、そういったお芋の苗に影響が出ない場所には除草剤を振っていました。

畝間(畝と畝の間に)に草が生えてきて、除草剤を散布

🍠1本1本草を抜くんですか⋯!?

株元に生えた草を1本1本抜く。腰が痛くなる

そうです(笑)。株元(苗を植えた穴)から草が出てきます。ここには除草剤を振れないので、1本1本草を抜きます。

草がすごい量だとやっぱり大変なんですが、毎年続けていくと草が減っていき、すべての株元から草が出てくる訳ではなくなってきます。何年もかけると、次第にらくになっていきます。

OTEMOIMOの畑は、去年頑張って草を抜いたので、今年はそこまで大変ではなかったです。

今年からお芋づくりを始めた畑はやっぱり草がすごくて。一日がかりで、しゃがんで、立って、しゃがんで、立って。根気強く草取りをしました。


枯れている苗を発見したら「植え継ぎ」

🍠「植え継ぎ」とは何でしょう?

新しい苗を植え直す
新しく植えた苗


植え付けた苗が枯れてしまうことがあり、植え直します。それが「植え継ぎ」です。

最初の植え付けから時差が出てしまうんですが、少しでもたくさんお芋を作りたいので、畑を歩きながら1本1本見て、植え継ぎ作業をします。

 

そうしているうちに、イモムシ発生!

🍠さつまいも畑にはイモムシがたくさん出るんですよね⋯?!

たくさん出ます(笑)。ちょっと放っておいたら、葉っぱが全部食べられて、葉脈だけになってしまうことも。それくらいすごい勢いで食べられてしまいます。夜は周りが静かなので、イモムシがむしゃむしゃ葉っぱを食べる音が聞こえるくらいです。

そうなる前に、「ちょっと食べられ始めたな!」という時をねらって、消毒をします。

今年は8月頭くらいにイモムシがちょこちょこ出始めたので、消毒作業をしました。

葉っぱが食べられてしまうと光合成ができなくなって、お芋の成長が止まってしまいます。葉っぱを守るために、消毒作業を頑張ってやっています!

🍠さつまいもが好きなイモムシなんですね⋯!

代表的なのは「ナカジロシタバ」というイモムシです。

今年は何種類ものイモムシを見かけました。年々種類が増えているような⋯。


夏場の作業は年々過酷に!?

🍠草取りと消毒と、夏場の作業は過酷ですね🥺

今年は空調服をゲットして、かなり快適になりました!バッテリー搭載でファンが回って風が通るので、湿度の感覚が全然違います。

サングラスも導入しました。前はかけていなかったんですが、去年あたりから、サングラスをかけないと眩しくて目が痛くなってしまって。目から紫外線がたくさん入るようで、頭痛も引き起こします。

空調服やサングラスを使いながら夏場の作業を頑張るヤマブキファームさん

 

🍠草取り、植え継ぎ、イモムシ対策。どれも地道な作業ですね

美味しいお芋をつくるために、地道な作業も頑張っています!

大きいさつまいも農家さんでも、ヤマブキファームでも、人数の差こそあれど、やっている内容はほとんど変わりません。人の手で行われている作業が多いです。

 

除草剤散布作業を生中継📢

今日は、畑の周りに草が生えてきているので、除草剤を振ります。

前にも除草剤を振ったんですが、1ヶ月くらいたつと草が出てきます。これを放っておくと草ボーボーになってしまうし、種がたくさん落ちてしまうので、除草剤を散布します。

除草剤の散布には「背負い動噴(せおいどうふん)」という機械を使います。背負って散布するのですが、暑いし重いしで、体にこたえます。
総重量が20kgくらいあり、肩紐のところが内出血してしまうんですよね。慣れてしまえば⋯という感じではあるのですが💦

除草剤をかけると、草は数日以内に枯れて茶色くなります。除草剤をかけた直後に雨が降ってしまうと薬が流れてやり直しになってしまうので、天気予報を気にしながら作業します。

15枚ほど畑があるので、それぞれ月1ペースで除草作業をやっています。

草を枯らす「除草剤」と、新たに生えてくるのを防ぐ「防草剤」を混ぜて散布しています。お金もかかるんですが、草ボーボーにしてしまうと周囲の方にも迷惑がかかるので、大事な作業です。

 

お芋づくりについて教えて!

🍠土の中のお芋は見えないですよね。順調かどうか、どのように判断してるんですか?

葉っぱを見て判断するしかないです。

葉っぱが生い茂りすぎていても、葉っぱばかりに栄養が行ってしまっていて、お芋に栄養が行っていないことがわかります。
反対に葉っぱが小さいままだと、それはそれで何かの病気にかかっていることも。

経験と感覚から、OTEMOIMO畑は葉っぱの様子がちょうどよく、順調です🫡 

畑の中を歩いてみると、「あれ?ここちょっと生い茂りすぎてるな」「葉っぱの緑色が濃すぎるな」など、感じ取ることができます。

9〜10月頃の収穫時期が近づくと葉っぱの色が黄色くなっていくんですが、いつまでたっても緑色のままのことがあります。そうすると、「おや、葉っぱに栄養が行っちゃってるかな」ということがわかります。

とはいえ掘ってみないと、なんともわかりません!

来月あたりに「探り掘り」と言って、土をかきわけてお芋の様子を見てみて、また状態を判断します。

🍠今年は雨が全然降らないですが、この天候はお芋づくりにとってはどうですか?

さつまいもは水はけのよい、乾燥している畑の方がいいと言われているんですが、ここ2〜3年は雨が少なすぎて、お芋のできが良くないです。

今年も、梅雨の時期も雨が全然降らなかったので、心配です。

この天候にどう立ち向かっていくかは考えないといけませんね⋯🤔

🍠今年ならではの挑戦やトラブルはありましたか?

  • 新しい有機肥料を試した!
    肥料には種類がたくさんあります。今年は先輩農家さんから教えてもらった新しい有機肥料を使い始めました。畑によりきりですが、OTEMOIMO畑はその肥料を使っています。
    有機肥料を入れることで土の中の微生物が活性化されて、いいお芋ができると言われています。
    すぐ効果が出るものでもないので、年々少しずつ良くなっていけばいいなと思っています。

    有機肥料をたっぷりと

  • ウイルスフリー苗の増殖に挑戦した!
    今年はウイルスに強い苗の増殖に挑戦しました。
    なかなか苗が大きくならなかったりで、理想の植え付けタイミングを逃してしまいました。うまく根付かず、せっかく植えたけど枯れてしまった苗も。
    それでも今はなんとか根付いてくれたので、いいお芋になってくれると思っています!

    苗床ハウスで苗を切ります

  • 今年は動物被害が出ています🥺
    OTEMOIMO畑には、ハクビシンかタヌキか、何かの動物がいるようです。
    植え付けしてすぐに畝を崩されて、苗を掘り出されてしまって。掘っても何も出てこないはずなので、遊んでいるのかな〜?ちょっとナゾです。

 

今後の予定🍠あっという間に秋の収獲時期へ

サイズ別にさつまいもを仕分けしてコンテナへ詰めていく
昨年の収獲の様子


あっという間に秋の収獲時期が近づいてきました。次回は収獲投稿になりそうです!

ご注文いただいた方も、これから購入を検討される方も、お芋づくりを一緒に楽しむことができたらうれしいです!

収穫後はヤマブキファームさんのもとでじっくり糖化させ、いちばん甘くて美味しいタイミングでみなさまの元へお届けします♪

 

「OTEMOIMO」— それはいっしょに育てる、特別なおいもです

OTEMOIMO(おてもいも)はこんなおいもです

  • 作り手と食べ手をつなぐ『OIMOTOプロジェクト』第一弾
  • 茨城県ひたちなか市の女性2人組農家「ヤマブキファーム」が育てる、おいもの味がとっても濃い「べにはるか」
  •  OTEMOIMO専用区画で育てる、数量限定・特別なおいも
  • サイズ・形いろいろのふぞろいおいもを土付きで産地直送。虫食いや収穫時の傷があることも。その分規格品よりちょっぴりお得
  • OTEMOTOオリジナルレシピカード付き
  • 発送は2025年12月下旬〜2026年1月上旬ころを予定

商品としておいもを売るだけではなく、育てる過程や、収穫のタイミング、食べごろまでをお客さまと一緒に楽しみたい ── そんな想いからスタートしました。

そして、いつかは植え付け収穫にお客様も参加できる「体験型おいもブランド」へと発展させていきたいと夢見ています☺︎

 

ヤマブキファームさんはこんな人たち 🫶

どんな人たちがどんな想いで作ったお芋か知って食べたら、きっと、もっと美味しいはず。

ヤマブキファームの「リサさん」と「チハルさん」はとっても個性的で、情熱的。Instagramの人物紹介投稿をご紹介します。是非ともご覧ください!

 

農家になるのが夢だったと語るリサさん
「知識も経験も設備もなくて失敗ばかり」と話してくれたチハルさん

 

OTEMOIMOご予約受付中

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